PROFILE

Non Strings Orchestra(通称NSO)とは
クラリネット奏者/藤井一男氏の呼びかけで全国から集まったメンバーが奏でる、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのヴァイオリン属の代わりに、暖かく豊かな音色のクラリネット属を用いた世界初編成のオーケストラです。
吹奏楽でもなくオーケストラでもない、お互いの良いところを取り出して融合させることがコンセプトであり、2014年に設立してこれまで毎年1回、4年間で4回のコンサートを開催しています。

NSO 代表
国立音楽大学首席卒業、武岡賞受賞。皇居桃華楽堂にて御前演奏を行う。
第41回日本音楽コンクール第2位入賞。2年間NYへ留学し、ニューヨークフィル首席クラリネット奏者スタンリー・ドラッカー氏に師事。
全国各地でソロ・室内楽等の演奏活動を行い、リリースCDは「ロマンティック・クラリネット」「クラリネット小品集」「Bitter Sweet」「華麗なるクラリネットアンサンブルの響き1~11」ほか多数。中でも、世界で初めての試みとなった「C.ローズ:32のエチュード」「C.ローズ:40のエチュード」「カヴァリーニ:30のカプリス」のピアノ伴奏付きアルバムは、音大受験用エチュードとして知られていたこれらの作品を、藤井一男ならではのユニークなアイディアと音楽性を用いて芸術作品に仕上げたとして絶賛される。
また、ヤマハクラリネットSE、SE-V、SE-Vmaster そして最高峰のSEV-Master KF、SE Artist Modelの開発をリードしてきた。
普及・啓蒙活動にも積極的に取り組んでおり、40年以上に亘り全国各地で開催しているクラリネットセミナーでの指導法には定評がある。
さらにここ数年はクラリネット奏者としてのみならず、これまでの演奏経験を生かした指揮活動をするなど、幅広い活動を展開。また、世界初のNSO(Non Strings Orchestra)の結成、ドリームリードの開発など、現在の日本のクラシック界を代表するクラリネット奏者の一人であり、常に挑戦し続け新しい音楽の方向性を切り開いているアーティストである。
指揮者•指導者

タラス•デムチシン

1984年、ウクライナ出身。

Vienna Dichler指揮者コンクール第1位、Almaty国際指揮者コンクール第4位(1位なし)。

2007-2018年、九州交響楽団首席クラリネット奏者。2018 年、ミコーラ・リーセンコ音楽大学、ハンス・アイスラー音楽大学を首席で卒業。ARD国際音楽コンクール出場、第12回大阪国際音楽コンクール木管楽器部門グランプリ他、多数のコンクールで受賞。これまでに九州交響楽団とウェーバー、コープランド、モーツァルトの協奏曲を共演。またゲスト首席奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に招かれる。

2008年より下野竜也、秋山和慶、山下一史各氏のもとで指揮を学び、2013年より上野学園にて同じく下野竜也、大河内雅彦各氏に師事する。

2010年、チャイコフスキー交響曲第5番で指揮者デビュー。

2014年12月にチーフコンダクターとしてBeethoven Sinfoniettaを立ち上げて以降、同楽団でベートーヴェンをはじめ、モーツァルト、ハイドン、ウェーバー等に取り組む。

クラリネット奏者として「ドゥレクリューズ:古典・現代作品の主題による14の大練習曲」、「マンハイム宮廷の栄華~シュターミッツの管弦楽~」、「アゴラ」のCDを発売。また2017年、Beethoven Sinfonietta初のCD『Love,love,love,that is the soul of genius』を発売。

同年12月、モーツァルト「レクイエム」とベートーヴェン「第九」を一夜で演奏など、福岡を拠点に、精力的に活動を展開する。また、指揮者のアラン ブリバエブ、 ゴロー ベルク、下野竜也、レオン シュピーラー各氏と、同楽団等でソリストとして共演する。

ヤマハ・オフィシャルクラリネットアーティスト、カスタム・ウィンズ木管五重奏団、Aqua Trioメンバー、NSO福岡代表。